師走に入り、寒さが身にしみる頃だった。 助産院を営む長女さんは、すでに看取りについて学ばれていて「生まれる時も、旅立ちの時も、自然が一番いい」と、お一人暮らしの80歳のお母様の看取りを依頼された。 お母様は […]
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看取り士日記(337)~「家の雑音が好きだから」の願いを叶えて~ 山茶花が赤い花をつける頃だった。 一本のお電話をいただいた。お母様の思いを確認せずの入院となっていたことに気づか […]
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山茶花の花が咲く頃だった。 「そろそろ母が旅立ちそうなので。看取り士とエンゼルチームを要請したい」と連絡があり、翌日自宅へ訪問した。 お母様は脊髄小脳変性症という難病を患い、4年前に自宅へ呼び […]
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暑さもいくらか和らいできた頃だった。 87歳男性の方だった。病院を退院され、御自宅での看取りを希望された。 奥様は御主人と元気な時から、最期まで自宅でと約束をされていたと言う。旅立ちの時まで一 […]
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枯れ葉舞う小春日和。 延命治療は希望しない、自宅に戻りたいというお父様の願いを叶えたい。看取り士相談の後、ご家族(姉弟)は、主治医と相談しながら準備を始める。ソーシャルワーカーのサポートを受け、在宅チーム( […]
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残暑がまだ厳しい初秋のころだった。連絡を受けた翌日には契約と初回訪問となる。このとき余命1~2週間。 89歳になるお母様は、7月に腎不全増悪となるも、以前より「その時が来たらその時」と透析はし […]
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紫陽花の咲く頃、お母様が危篤となり、おられた施設から救急搬送され、一命はとりとめたが病院では、全く面会ができないと長女様より、ご相談の電話をいただく。 在宅での看取りも考え、すぐに看取りサービス桜のご契約を […]
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雨に紫陽花が映える6月、「看取りについて話を聞きたい」と一本のお電話をいただく。 長年肝臓を患っておられたが、5月に体調が急激に悪化し、肺炎で入院されていた正男さん(78歳)。 娘様より「衰弱が見られるため […]
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ほおづきの赤い実が亡き人々を思わせる。 私は1,300年の歴史を持つ出雲大社の氏子として生まれた。 その日はお祭りの当日、賑わいの中で私は大國家の末っ子として誕生する。父は、巫女として育ってほ […]
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あじさいの花が美しい頃だった。 お父様の余命宣告を受け、戸惑いを隠せない娘様からお電話を頂く。 3年半前に見つかった胃がんの手術後、抗がん剤治療を選択せず、毎日を穏やかに過ごされていたお父様。 […]
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