2025迎春・感謝を込めて

2025迎春・感謝を込めて

2025年01月01日(水)10:00 AM

 

あけましておめでとうございます。

 

2040年、この国はかつて経験したことがない多死社会を迎えます。47万人の終末期ケアを受けられない人々が出ると厚生労働省が発表しています。これを受けて自宅死と言う選択肢を伸ばすために、私たちの活動に注目をしてくださっております。

病院でも施設でも最後を過ごすことができない人たちが47万人も出ることに驚き、看取り士と見守りボランティア“エンゼルチーム”の活動を広げる決意を新たにしています。

 

昨年は第13回杉浦地域医療振興賞を受賞しました。この賞は地域医療福祉の振興に寄与したと認められた者に贈られます。岡山県医師会様とともに受賞させていただき、光栄に存じます。

その後、地域包括ケアシステム特別オープンセミナーの講師としても登壇させて頂きました。

 

先日も、認知症でおひとり様の方が「最後までここにいたい」と繰り返され、自宅での幸せな旅立ちが叶いました。遠方から駆けつけた姪のご家族、小学生のお嬢さんが「おばあちゃん」と泣きながら抱きしめる姿に、いのちが次世代に手渡される瞬間を見せていただきました。

「いのち」を次世代に手渡すことこそが私たちの生きる意味であり、大人としてその姿を子どもたちに示していきたいと願っています。

 

私たちの夢は「すべての人が最期 愛されていると感じて旅立てる社会」を創ることです。本年もその夢に向けて尽くしてまいります。

どうぞ本年もよろしくお導き下さいませ。

 

日本看取り士会 会長 柴田久美子

 



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