看取り士養成講座
住み慣れた自宅やご本人が希望する場所で、自然で幸せな最期を迎えられるために、旅立つ方の「心」「魂」に寄り添い、ご本人の思いや愛を受けとめ、残った方に受け渡し、納棺前までの最期に寄り添う「看取り士」になるためにその根幹を身に着ける講座です。
- 死に対する恐怖心が拭えない方
- 看護、介護職で終末期、看取りに抵抗感のある方
- 身近な方の死で、後悔の念をお持ちの方
- 他、死に対する疑問などがおありの方
にお勧めしています。「死」と「生」、そして「看取り」について、新たな価値観、心構えを発見できる講座です。現在は、初級、中級、上級の3講座に分かれており、すべての講座をご受講いただくことで「看取り士」の資格を取得できます。
講座概要
看取り学 初級講座(3時間 9,900円)
「看取り」に興味のある方、自分・ご家族、近しい方々の最期に漠然とした不安を抱えている方、介護や福祉の現場で働いているけれども不安をお持ちの方など、あらゆる方向けの講座です。初級講座では、どなたでも役に立つ、最も基本的なプラスの死生観についてお伝えいたします。
看取り学 中級講座(3時間 42,900円)
自分の望む場所で幸せな最期を迎えるためのノウハウをお伝えいたします。中級講座では、「看取り士」とエンゼルチームを含む「看取り」の現場を取り巻く諸制度について、また実際に旅立つ方を目の前にしたときのアプローチ方法などをご紹介いたします。
看取り学 上級講座(4時間 64,900円)
看取り士として看取りの現場に入るための、より深い知識をお伝えいたします。また、看取り士が実際に現場で行う「看取りの作法」についてもお伝えします。(対面式の講座の場合は実技を行います。通信の場合は画像・動画を使って説明させていただきます)
※ 看取り学初級講座~上級講座までは、1年以内に修了をお願いいたします。
「看取り士」になってできること
「看取り士」の資格を取得された方が看取り士認定登録(13,200円/年)を行うことで「認定看取り士」となり、下記のことを行うことができます。
- 医療/介護の国家資格等をお持ちの方は、各地の看取りステーションに看取り士としてご登録いただき、相談対応を行うことができます
- 上記以外の方は所定の40時間のエンゼルチームとしての稼働以降、ないしステーション長の指導の元、相談対応を行うことができます
- 所定の研修の修了後、看取りステーションを開設することや、講師として看取り学講座等を開講することができます
※ 取得された「看取り士」の資格自体は、認定の有無にかかわらず有効です。
感想
- 「死に様は生き様」というお言葉がありましたが、死の間際にどれだけ尊くいられるだろうかは、自分自身ではピンときませんが、父や母の時は、少しでも長く時間を共有して看取りたいです。
- 一番の学びは、負の想いを残して死なない事。念となって残る事は、決して幸せなことではない。普段から負を持たず身軽に感謝して生活する事が幸せのポイントである。死に対しての恐怖心というものは、誰しも持っているかもしれない。今回は、死が近い時のポイントや、死の瞬間の様子をイメージする事が出来ました。
- いろいろな自分自身の生きていく意味-これからの事、これまでの事を確認しながら幸せの“たね”を頂きました。
- 死はプラスという考え方、人生で一度しか経験しない死について、人は不安と恐れがあると思います。「どのようにして死にたいのか…」この言葉を投げかけられた時に、答えられるようになりました。
対面でのご受講(開催地・日程・お申込)
受講希望地と希望日付をチラシ兼申込用紙に記載の上、FAXやメールで日本看取り士会本部までお申し込みください。
お近くの各地の研修所、研修室に直接お申込みいただくことも可能です。
通信・インターネットでのご受講
全ての講座がご自宅でもご受講いただけます。教材となる動画では対面講座と同じものを収録、講師として会長の柴田久美子の他、各研修所の所長が務めさせていただいております。
- 上級講座までご受講いただいた際にご連絡を頂き、修了証の発送などのお手続きをさせていただきます。
- 映像品質が鮮明ではない部分がございます。講座の内容には問題ありませんがご了承ください。
◆ 日本看取り士会事務局取り扱い
ご自宅で学習できるDVD教材を本部から発送致します。お支払いはPayPalを利用したクレジットカード決済、または銀行振り込みになります。詳細は看取り学講座(通信) オンライン購入のページをご覧ください。
◆ 東京リーガルマインド取り扱い
DVDによる講座とウェブ経由(スマートフォンOK)の講座をご受講いただけます。また、多彩な決済手段をご利用いただけます。お申し込みは東京リーガルマインドのサイトから。
※ 修了証は日本看取り士会が発行致します。ご安心ください。
看取り学講座スーパーバイザーのご紹介
日本看取り士会では各地の講師の指導、講座内容の充実のため、3人の看取り学講座スーパーバイザーを設置しています。
西河美智子 (滋賀研修所所長)
滋賀県在住。施設での介護やホームヘルパーを経た後、1997年に看護師免許を取得。
看取りのケアの必要性を感じ、2005年に病院内にエンゼルケア委員会を発足させ、看取りに寄り添う看護を追求。10年後に柴田久美子会長の看取り学と出会い、看取り士となる。
滋賀研修所 想和庵 所長。看取りステーション滋賀「たんぽぽ」ステーション長。
清水和土 (東京研修所所長)
東京都町田市在住。
2017年に看取り士を取得してから、日本の看取りを考える全国フォーラムの開催などに従事、その後現職。
看取り学をお伝えする講師として、生かされて生きていることを感じながら、大切に一日一日を暮らし、より看取り学の理解を深められるよう感性を磨き続けたいと日々研鑽中。
東京研修所 所長。看取りステーション町田「千咲土」ステーション長。
乗本奈穂美 (奈良研修所所長)
奈良県在住。奈良ではじめての看取り士となり、実母をその手で抱きしめて看取る。
その後、奈良研修所を開所。看取り学講座を精力的に行い、奈良県を中心に開始2年で84人の看取り士を誕生させる。現在は、看取り士を育成しながら、看取り士派遣の現場で旅立つ方に寄り添っている。
奈良研修所 所長。看取りステーション奈良「ほほえみ」ステーション長。