ペット看取り士養成講座

ペット看取り士養成講座

日本国内で新たに飼育されるペットの数は、犬と猫だけでも年間で80万頭を超え、今や人間の出生数よりも多くなっています。加えて、彼らの多くは、人間よりも早足でその生涯を駆け抜けてしまいます。

それに伴い、昨今、ペットのお看取りについてのご相談も数多く寄せられるようになりました。日本看取り士会では、そのご要望にお応えするため、「ペット看取り士」の養成と派遣を行っていくことと致しました。

 

 

概要

ペットとの別れが近づいている時や死別した際の悲しみへの向き合い方を通じて、「死」と「生」、そして「看取り」について、新たな価値観、心構えを発見できる講座です。

  • 家族の一員であるペットの最期を、家族と同じように見送りたい方
  • ペットを責任持って迎え入れるために、あらかじめ学んでおきたい方
  • 看取りには関心があるけれど、人間の看取りにはまだ抵抗がある方
  • その他、死に対して関心や疑問などがある方

にお勧めしています。

受講料

税込 38,400 円

 

ご受講の流れ

お申し込み・ご入金後、下記のような流れでご受講いただきます。

【ステップ1:自宅学習】(入門編・約1時間)

  • 看取り士資格未取得の方向けに、命の瀬戸際に立ち会うための看取りの基礎を凝縮してお伝えいたします。
  • 日本看取り士会が提唱する最も基本的なプラスの死生観などを、実際の事例を踏まえながらご紹介します。

 

【ステップ2:原則、現地・ZOOMなどの対面】(本編・3時間+事務連絡)

  • ペットに関する知識、ペット看取り士として看取りの現場に入るための作法、実際の旅立ち事例の紹介、ペットの終末期の変化、ペットロス/グリーフケアなど、より深く実践的な内容をお伝えいたします。
  • 各地の研修所・研修室にて実施いたします。
  • 本講座修了により「ペット看取り士」の資格が授与されます。

 

本編も含めての自宅学習でのご受講希望の方には、完全な通信講座もご用意がございます。下記ページからお手続きください。

私が、ペット看取り学を推薦します

まつだ動物クリニック 獣医
星川未羽先生

獣医師の立場からも、「ペット看取り学」は私にとって大きな学びと支えになっています。

獣医療の現場では、どうしても診断と治療が中心になります。獣医師として、最期にどう寄り添うか、どんな言葉をかければいいのか、長年葛藤と不安がありました。
ペット看取り学では、動物達の“心”に焦点をあてて学びます。この子が今、どんな気持ちでいるのか。最期の時間をご家族とどう過ごすのか。答えのない問いの中の確かな道標となりました。

「たとえ最期の瞬間に立ち会えなかったとしても、それはその子が選んだことかもしれません。今この時も最期の時もその後も、この子からのメッセージがあふれています。」とお伝えすると、ご家族はそのメッセージに想いを馳せ、その子との対話がはじまります。
「この子の魂はすぐにどこかに行ってしまうわけではありません」とお話しすると、目に涙を浮かべながら「私もそれを感じます」と深くうなずかれるのです。

看取りの時間は、言葉にならないメッセージをやりとりする、とても濃密な時間です。
ご家族がそのメッセージに気づけるよう、私たちがそっとお手伝いすることができたら、ご家族の確かな支えとなるのではないでしょうか。

医療の枠を超えた、この「看取り」の視点。
私たち獣医療従事者、ご家族を含め、ペットにかかわるすべての方にとって、とても大切な学びと支えになると思います。

 

【プロフィール】
2006年、酪農学園大学獣医学部獣医学科卒。在学中は6年間アニマルセラピーにボランティアとして関わり、動物達が持つ、絆を結ぶ力を目の当たりにする。臨床獣医師として複数の動物病院に勤務。現在、まつだ動物クリニック勤務。 

動物病院でも開講しております

大阪府の淀川中央動物病院様にお招きいただき、獣医師の菅木佑始院長先生はじめスタッフの皆様向けに開講、ご好評を頂きました。団体でご受講を検討されている場合は、ぜひ一度ご相談ください

ペット看取り学講座スーパーバイザーのご紹介

日本看取り士会では各地の講師の指導、講座内容の充実のため、2人のペット看取り学講座スーパーバイザーを設置しています。

𠮷村澄子(桑名研修室)

三重県桑名市生まれ。

看護師として長年勤務している中で看取りの時について考えるようになる。実生活では黒猫2匹(保護猫)と暮らし、猫からたくさんの愛と癒しを受けながら生活しており、ペットロスで悩める方を少しでも癒したいとの思いで活動を行っている。

ペット看取り士・ペット看取り学講師、看取り士・看取り学講師、人とペットの防災救急士、看護師

 

塩尻純(岡山くらしき研修室)

幼少期から歴代四頭の犬と共に暮らし、家庭を持ってからは二頭の愛犬を見送る。そのうち一頭は抱きしめながら看取る経験を持つ。
後に柴田久美子会長編纂の看取り学とペット看取り学に出会い、愛犬の旅立ちで受けたショックや心の痛みから解放され、ペット看取り学講師となる。
ペットとの暮らしや旅立ちを振り返っていただけるよう日々研鑽を続けている。

看取り学上級講師、看取り士、ペット看取り士。ヨガ講師、高齢者機能改善体操講師。

 

開催地・日程・お申込み

ペット看取り学講座の開催地や日程などについては、お近くのペット看取り学開講研修室までお問合せ下さい。

またお申込などは本部までお問合せ下さい。

 

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過去の記事

代表 柴田のつぶやき

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