今だからこそ、いのちについての話を

今だからこそ、いのちについての話を

2020年05月02日(土)5:05 午後

連日放送されているニュースを見てもわかる通り、猛威を振るっているコロナウィルスによって、我が国の医療体制も非常に厳しい状況に立たされています。第一線でご尽力いただいております医療関係者の皆様、そして日々不安の中で過ごされている皆さまに対し、日本看取り士会が、何ができるのかを考えておりました。

コロナウィルスの現場から

NHKは報道の中で、「人工呼吸器を誰につけるのか 迫られる選択」と題し、

連日報道される欧米の医療崩壊は、決して対岸の火事ではない。3月30日、医療倫理を研究する医師や看護師、弁護士などの有志のグループがある提言を発表しました。

としたうえで、「COVID—19の感染爆発時における人工呼吸器の配分を判断するプロセスについての提言」を紹介しています。この提言は、今後人工呼吸器が足りなくなり、「誰を助けるか決めないといけない」状況になった時に、医療従事者がどのように判断するべきかをまとめたものです。

 

この提言の原案を作成された東海大学医学部の竹下啓教授は、NHKのインタビューの中で、

患者になる可能性のある人たち。いまの状況であれば、それはすべての国民です。すべての方に、自分や家族が重篤な状況になるかもしれないという可能性がある。もしかしたら医療資源が足りず、途中で治療を諦めなくてはいけないかもしれない。そういうことを知っておき、そういうときに自分たちだったら、どうしたいのかということを話し合っておいてもらいたいと思います。

と述べており、そのことが現場で医療行為に従事する方々への負担の低減になるとNHKでは伝えています。

現在のところ日本は医療崩壊を免れておりますが、その時になってからではなく、今から話し合っておいてほしいと竹下教授は述べています。

「発症してからだと、呼吸も苦しかったり、急激に症状が悪化すれば時間がとれず、十分に話し合いができない可能性があります。また感染症の病棟に入れば、家族などは面会が厳しく制限され、物理的にコミュニケーションがとれない可能性もある。だから、いまからご家族と、大切な人と、話し合っておいてもらいたい」

「人工呼吸器が不足する事態は、もしかしたら避けられるかもしれない。私たち自身、『転ばぬ先の杖』になってくれればいいという気持ちでこの提言を作りました。万が一の事態になってからでは、遅いのです」

「究極の状況で何を望むのか、家族や身近な人たちで話し合ってほしい」

私たちにできること

私たちは、もし私たちがそのような状況下になった時、どのようにしたいのかを考え、そしてご家族などに伝えなければなりません。先の指標においても、患者の意思決定能力がない場合は「患者の事前の意思や推定意思がわかるか」という欄が設けられています。

医師の方がやむをえず人工呼吸器を取り外す判断に迫られた時、そのことがわかっているだけでどれだけ救われるでしょうか。また、医師の方からご家族が判断を求められるケースにおいても、そのことがわかっているだけで、どれだけ心の負担が軽くなることでしょう。

誰もが患者になるかもしれない。また、誰もが患者の家族になるかもしれない。今だからこそ、いのちの話をしておくべきで、そしてその場所を用意するのが私どもの役割ではないかと考えました。

 

そこで、コロナウィルスの影響により実施を延期しておりました「カフェ看取りーと」を、ZOOMを使用して下記の通り行っていきます。

私ども日本看取り士会は医療・介護の専門家ではありません。ですが、「最期の時、自分が何を望むのか」「ご家族が最期の時、そのご家族が何を望まれるのか」等の状況に数多く触れてきました。微力ながら、皆さまのお力になれれば幸いです。

下記をご覧いただき、ぜひご参加ください。

予定の変更がありましたら引き続き、ホームページにてご案内させて頂きます。

カフェ看取りーと@ZOOM 開催概要

時 期: 5月18日より
曜 日: 月曜日~土曜日まで毎日
時 間: 10:00~12:00
人 数: 1日1名~8名まで
参加費: 無料
お申込: 日本看取り士会 staff@mitorishi.jp

※ ZOOM URLの送信が必要なため、お申込はPCから返信可能なメールからお願い致します。ご参加はPC,スマートフォン、タブレット端末などから可能です。
※ お申込時にお名前、お電話番号、メールアドレス、希望日をお伝えください。
※ ご参加の人数によって早めに終了することがございます。

「カフェ看取りーと」は、各地の看取り士がコーディネーターをつとめ、参加者の皆様と死生観について語り合うお茶会です。



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