一般社団法人日本看取り士会/一般社団法人日本看取り士会

看取り士日記

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2019年08月09日

看取り士日記(293)~死さえも生きるために~

 ひまわりの花が元気をくれる中、名古屋での看取り学講座を開講する。  看取り学とは14年の離島暮らしと抱きしめて看取る中でたくさんの幸齢者様から教えられた、生き方の作法とプラスの死生観をまとめた学問。

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2019年07月11日

看取り士日記(292)~旅立ちのあたたかさ~

 麦の穂が空高く伸びゆく5月のある日。1本のお電話を頂く。 「96歳の父が4月に膵臓癌の末期で余命一ヶ月と診断され、今施設に居ます。弟と2人で看取ることがすごく不安なんです。」と娘さんが話される。  

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2019年06月11日

看取り士日記(291)~抱きしめて命を重ねて~

 一年に一度必ず訪れる桜が満開の時、50年咲き続けた桜が舞った。  献身的にご主人を支え続けてきた奥様が、50年添い遂げたご主人に抱かれて旅立たれた。    看取り士の派遣依頼が入ったのは息

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2019年05月10日

看取り士日記(290)~失っていく美しさの中で~

 桃の花が香る季節。春めいた柔らかな陽射しの頃だった。 「いつの日か最期の時には、母を看取りたいからその時はお願いしたい」と話されていた娘さんからのご依頼。「様々なことを誰にも頼らずに暮らしてきた母が

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2019年04月11日

看取り士日記(289)~希望の先の慈愛の世界に~

 平成という時代の最後の年明けの頃に、一本の電話を頂く。 「母を家に連れて帰りたい。お手伝いをお願いします」  初回訪問は6人部屋の病室だった。ご家族の居場所もなく、お母様の土のような顔色を忘れられず

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2019年03月11日

看取り士日記(288)~最期の温もりに包まれて~

 うぐいすの鳴き声に春の足音が聞こえる季節。  看取り士さんから1通の手紙が届く。  93歳の誕生日を迎えて約一か月。突然の意識消失で救急搬送された祖母は、癌の転移、心臓の機能低下により、老衰になるだ

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2019年02月07日

看取り士日記(287)~暮らしの中で~

 なずなの花の可憐さに、捧げる愛を教えられる季節。  「退院して自宅に帰ることにします。来週の医療、看護チームの方たちとの在宅看取りの為のカンファレンスに参加していただけないでしょうか」と依頼が入る。

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2019年01月15日

看取り士日記(286)~命に向き合う~

 寒風の中、椿の花が凛と咲き、潔く生きよと教える。  旅立ちの10日前、一人暮らしのアパートで和夫さん(66歳)は倒れていた。すぐに救急車で搬送、緊急入院。看取り士の派遣依頼を受ける。救急外来で告げら

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2018年12月25日

看取り士日記(285)~いのち喜んで~

 紅色のもみじが美しい季節だった。  4ヶ月前「もう母のいない自宅は一人で寂しすぎるらしく帰りたがらないんです」とお父様の転院先を悩んでいらした娘さん。最後の場所と決めた病院から「2、3日が山です。と

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2018年12月19日

看取り士日記(284)~支えあって生きる~

 コスモスの花が美しい季節に心安らぐ。  シングルマザーの女性からの依頼。5歳の息子さんが緊急入院を余儀なくされて入院。24時間付き添いのために、シャワーの間、病院での付き添いを交代してほしいとのこと

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