椿の花が寒風の中で美しい花を咲かせる季節。 独居の恵さん、98歳。在宅での月1回の往診。 1月30日、娘さんより恵さんの様子がおかしいとの連絡があり、往診。 心不全の状態で、主治医よりかなり厳しい状態だと娘 […]
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椿の花が美しい季節だった。 94歳男性。依頼者は息子様。「看取り士さんが着くまでの間なにかできることがありますか?」「皆様でお体に触れてください」そうお伝えしたが柵の間から手を伸ばすことしかできずにおられた。到着する […]
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桜草の可憐な花が一輪花開いた頃。 従兄弟から特養で暮らす伯母の体調が良くないと連絡をもらい、施設へ向かった。 「久美子は娘と同じ」と私をとても可愛がってくれた伯母は、眼を閉じて肩で息をしていた。耳元で「おばちゃん。久 […]
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紅葉が人生の終焉の美しさを語る。 オーストラリアから一通のエアメールが届く。5枚もの分厚いお手紙だった。 その方との出会いは、電車の中で席を譲り合い大笑いになった所から始まった。 10人ほどのオース […]
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風や空が澄みわたり、山の葉が黄色や赤に少しずつ色づき始めた時期であった。 ご依頼者は、娘様。2年前から闘病生活と共に接骨院を営むお母様。入院前日は、開業記念日47年目であった。どんなに痛みがあって辛いだろうなと周りが […]
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萩の花が可憐な花を楽しませる頃になった。 9月13日から全国上映となった映画「みとりし」。この映画を全国で最初に上映決定していただいた有楽町スバル座の、最終上映日前日にトークショーをさせて頂く。 53 […]
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彼岸花の紅が、旅立たれた方々の蘇りを教える頃です。 9月1日映画「みとりし」ロケ地の高梁市で第6回 日本の看取りを考える全国フォーラムを開催。 おかげさまで過去最高の500名以上のお客様をお迎えし、大成功のうちに終 […]
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雨に打たれながら紫陽花が花開く美しい梅雨の時期のこと。看取りから奇跡的に生きる力へと変化させた幸齢者さまが、87歳の誕生日を迎えた。満面の笑みとその傍らには2人の姉妹の幸せな笑顔があった。 施設で過ごし […]
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ひまわりの花が元気をくれる中、名古屋での看取り学講座を開講する。 看取り学とは14年の離島暮らしと抱きしめて看取る中でたくさんの幸齢者様から教えられた、生き方の作法とプラスの死生観をまとめた学問。 名付け親は東京大 […]
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麦の穂が空高く伸びゆく5月のある日。1本のお電話を頂く。 「96歳の父が4月に膵臓癌の末期で余命一ヶ月と診断され、今施設に居ます。弟と2人で看取ることがすごく不安なんです。」と娘さんが話される。 2日後、施設に訪問す […]
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