2020年10月12日 看取り士日記(307)~無償ボランティアに参加して~ 暑い夏に美しく朝顔が咲いている。朝顔の花言葉は「固い絆」と言う。 病院に入院中のお父様(87歳)が食事を摂れなくなる。 面会制限が有り自由にご家族が会いに行けない中で「最期 記事を読む 2020年09月10日 看取り士日記(306)~祖父から孫に渡す宝物~ 梅雨明けの空は快晴で清々しい風が吹いていた。 「小学5年生の娘に、看取り学初級講座を行ってほしい」とのご依頼。 関東圏で一人暮らしをしている依頼者様のお父様が、脳腫瘍の転移や不全麻痺もあ 記事を読む 2020年08月11日 看取り士日記(305)~臨終後の作法~ しとしとと降る雨に紫陽花の花が美しく咲く頃。 息子様から「自宅で看取るためにどうしたらよいのか教えてほしい」と相談のお電話をいただく。病院から自宅に戻られて2日目だという。 訪問させてい 記事を読む 2020年07月11日 看取り士日記(304)~不安を愛にかえて~ 若葉が目に眩しくキラキラと輝く頃、新しい相談をうける事になった。 担当医から余命宣告を受けて、お母様が望まれていた自宅での旅立ちに向けてご家族様は動き始めたので、サポートして欲しいとの事。 自宅に連れ 記事を読む 2020年06月10日 看取り士日記(303)~夢の実現に向けて~ バラの花の甘い香りに思わず足を止める季節。 私は30年来の夢、全ての人が最期愛されていると感じて旅立てる社会を創るために 株式会社日本看取り士会を立ち上げた。 「おひとり様みまもりサービ 記事を読む 2020年05月11日 看取り士日記(302) ~無償の愛の中で~ うららかな春の日差しの中、空に向かって花水木が咲き誇る。 「施設にて食べられなくなった父を、2日前に自宅へと引き取りました。 自宅で看取りたいのだけど、どうしてよいかわからない」と相談の 記事を読む 2020年04月15日 看取り士日記(301)~娘さんたちの温かい手の中で~ 椿の花が寒風の中で美しい花を咲かせる季節。 独居の恵さん、98歳。在宅での月1回の往診。 1月30日、娘さんより恵さんの様子がおかしいとの連絡があり、往診。 心不全の状態で、主治医よりか 記事を読む 2020年03月10日 看取り士日記(300)~穏やかな臨終立ち会い~ 椿の花が美しい季節だった。 94歳男性。依頼者は息子様。「看取り士さんが着くまでの間なにかできることがありますか?」「皆様でお体に触れてください」そうお伝えしたが柵の間から手を伸ばすことしかできず 記事を読む 2020年02月13日 看取り士日記(299)~海よりも深い愛で~ 桜草の可憐な花が一輪花開いた頃。 従兄弟から特養で暮らす伯母の体調が良くないと連絡をもらい、施設へ向かった。 「久美子は娘と同じ」と私をとても可愛がってくれた伯母は、眼を閉じて肩で息をしていた。耳 記事を読む 2020年01月14日 看取り士日記(298)~奇跡の出会いに導かれ~ 紅葉が人生の終焉の美しさを語る。 オーストラリアから一通のエアメールが届く。5枚もの分厚いお手紙だった。 その方との出会いは、電車の中で席を譲り合い大笑いになった所から始まった。 記事を読む «...678...10...»