梅雨明けの空は快晴で清々しい風が吹いていた。 「小学5年生の娘に、看取り学初級講座を行ってほしい」とのご依頼。 関東圏で一人暮らしをしている依頼者様のお父様が、脳腫瘍の転移や不全麻痺もあり、ご依頼者様の住む […]
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しとしとと降る雨に紫陽花の花が美しく咲く頃。 息子様から「自宅で看取るためにどうしたらよいのか教えてほしい」と相談のお電話をいただく。病院から自宅に戻られて2日目だという。 訪問させていただくと、今日は、初 […]
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若葉が目に眩しくキラキラと輝く頃、新しい相談をうける事になった。 担当医から余命宣告を受けて、お母様が望まれていた自宅での旅立ちに向けてご家族様は動き始めたので、サポートして欲しいとの事。 自宅に連れて帰ろうと決意はした […]
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バラの花の甘い香りに思わず足を止める季節。 私は30年来の夢、全ての人が最期愛されていると感じて旅立てる社会を創るために 株式会社日本看取り士会を立ち上げた。 「おひとり様みまもりサービス」そして「生涯安心 […]
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うららかな春の日差しの中、空に向かって花水木が咲き誇る。 「施設にて食べられなくなった父を、2日前に自宅へと引き取りました。 自宅で看取りたいのだけど、どうしてよいかわからない」と相談の電話が入る。 気丈に […]
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椿の花が寒風の中で美しい花を咲かせる季節。 独居の恵さん、98歳。在宅での月1回の往診。 1月30日、娘さんより恵さんの様子がおかしいとの連絡があり、往診。 心不全の状態で、主治医よりかなり厳しい状態だと娘 […]
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椿の花が美しい季節だった。 94歳男性。依頼者は息子様。「看取り士さんが着くまでの間なにかできることがありますか?」「皆様でお体に触れてください」そうお伝えしたが柵の間から手を伸ばすことしかできずにおられた。到着する […]
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桜草の可憐な花が一輪花開いた頃。 従兄弟から特養で暮らす伯母の体調が良くないと連絡をもらい、施設へ向かった。 「久美子は娘と同じ」と私をとても可愛がってくれた伯母は、眼を閉じて肩で息をしていた。耳元で「おばちゃん。久 […]
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紅葉が人生の終焉の美しさを語る。 オーストラリアから一通のエアメールが届く。5枚もの分厚いお手紙だった。 その方との出会いは、電車の中で席を譲り合い大笑いになった所から始まった。 10人ほどのオース […]
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風や空が澄みわたり、山の葉が黄色や赤に少しずつ色づき始めた時期であった。 ご依頼者は、娘様。2年前から闘病生活と共に接骨院を営むお母様。入院前日は、開業記念日47年目であった。どんなに痛みがあって辛いだろうなと周りが […]
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