一般社団法人日本看取り士会/一般社団法人日本看取り士会

看取り士日記

2022年08月10日

看取り士日記(329)~希望を叶える熱意~

  あじさいの花が美しい頃だった。 お父様の余命宣告を受け、戸惑いを隠せない娘様からお電話を頂く。   3年半前に見つかった胃がんの手術後、抗がん剤治療を選択せず、毎日を穏やかに過

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2022年07月11日

看取り士日記(328)~逆縁の中 愛に包まれて~

  芝桜の花が美しい頃だった。 看取り士の仲間の訃報のお電話を頂く。 お家に入ると、畳のお布団の上で眠っているかのような彼女。亡くなられてからすでに24時間が経過。離れたところで何とも言えな

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2022年06月21日

看取り士日記(327)~お父様からの「ありがとう」の言葉~

  バラの花の美しい頃、ご相談の電話を頂く。 奈良市に二人で暮らす80代のご両親を案じて、山梨県にお住まいの次女様からだった。早速訪問。まだ、看取りの段階ではないが、看取り士派遣サービスの桜

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2022年05月17日

看取り士日記(326)~最期のメッセージ~

  桜の花が満開のころだった。 初回訪問2日後の午後に息子様から呼び出しがあった。 病院につくと、コロナ禍の面会制限の中で、病室に入れていただくことができた。息子様はベッドの上で看取りの作法

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2022年04月13日

看取り士日記(325)~深夜の派遣に対応して~

  梅の花が香り始めるころ、一本の電話をいただく。 「お母様の体調があまり良くない……」と。   お母様をご自宅に連れて帰られたのは、コロナが全国に広がり始めたころ、面会規制も厳し

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2022年03月10日

看取り士日記(324)~初七日訪問にて~

この看取り士日記は「323. 胃ろうを抜いてご自宅へ」の続きのエピソードとなります。ぜひあわせてご覧ください。 コスモスの花がやさしい季節。初七日訪問に伺う。 お嫁様が案内してくださったお部屋には、秋

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2022年02月10日

看取り士日記(323)~胃ろうを抜いてご自宅へ~

  稲穂がたわわに実る頃。ご依頼者である長男様からのご連絡が入る。 2年前に食べることができなくなり、胃ろうの造設をされたお母様。現在はコロナ禍で面会できない日々が続く。そんな中、長男様は2

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2022年01月12日

看取り士日記(322)~優しく深い「愛」に包まれて~

  シクラメンの花が店先を彩る頃。依頼者の娘様よりお電話を頂く。 「父が肝臓がんの末期で入院中です。実家には高齢の母が一人で、自分は東京で仕事が……。でも、家に連れて帰りたいのでお願い致しま

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2021年12月11日

看取り士日記(321)~臨終後の看取りの作法~

  山々の木々が秋深く色づく季節。「今、病院に着きました。リカバリールームにいます。来て下さいますか」と娘様からお電話が入る。   臨終後のお父様のベッドをはさんで、奥様と娘様が呆

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2021年11月11日

看取り士日記(320)~生ききること、本当のつよさとは~

  9月に入り残暑の中、優美なコスモスから秋の気配を感じる頃。 提携している訪問看護ステーションより「おひとり暮らしの方を支援してほしい」と連絡が入り訪問。敬二さん(83歳)。今年4月に肺が

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